GI勝利 ーレース紹介ー
ヴィクトリアマイル

日時 | 2009年05月17日 |
騎乗馬 | ウオッカ |
性齢 | 牝5 |
父馬 | タニノギムレット |
母馬 | タニノシスター |
競馬場 | 東京 |
条件・距離 | 芝1600m |
馬場状態 | 良 |
レース紹介
まさかの敗戦から1年、年度代表馬として雪辱の時を迎えたウオッカとユタカが、圧巻のパフォーマンスでヴィクトリアマイルを制覇。2009年の国内初戦を完璧な形で飾った。戦前は昨年と同じ遠征帰りの臨戦を危ぶむ声、彼の地での走りに年齢的な衰えを指摘する声もあった。ところがウオッカは、1年前とは一変の充実した姿をパドックで披露。ユタカが追い切りで「抜群」と評した言葉を証明すると、カップルはレースでも息の合ったところを見せる。好位の一角をリズム良く追走したウオッカとユタカは、直線に入るや先行する2頭の間に進路を確保。しかし、そこからのスピードが余りにも違った。次の瞬間、ウオッカはユタカからのGOサインを待ち切れないように躍動。400mを残して早くも先頭に立ち、豪快なフットワークで坂を駆け上がる。吹きつける強風を切り裂いて独走態勢に入れば、風は後ろの足音をさらに遠ざけるのみ。ゴール前、4つの耳には大歓声しか届かなくなっていた。