GI勝利 ーレース紹介ー
天皇賞・秋

日時 | 2008年11月02日 |
騎乗馬 | ウオッカ |
性齢 | 牝4 |
父馬 | タニノギムレット |
母馬 | タニノシスター |
競馬場 | 東京 |
条件・距離 | 芝2000m |
馬場状態 | 良 |
レース紹介
ダイワスカーレット、ディープスカイとの3強対決に沸いた最高峰の戦い。しかし、ウオッカとのコンビで未勝利のユタカ、ダイワスカーレットとのライバル対決に負け越しているウオッカにとって、背水の陣とも言える一戦だった。交錯する3強の意識はレースに緊張感を与え、やがてそれは、競馬史に残る死闘を紡ぎ出していく。勢いを増すダイワスカーレットの快足、それに待ったをかけられるのは、やはりウオッカとディープスカイ。両ダービー馬は直線で馬体を併せ、火花を散らしながら追い上げる。坂の途中から早くも3強が横一線。ユタカの叱咤に応えたウオッカがディープスカイを抑え込み、さらにはダイワスカーレットをかわして先頭に顔をのぞかせれば、終生のライバルも負けじと反撃し、お互い一歩も譲らずゴール……10数分もの写真判定の末、軍配は僅か2センチの差でユタカとウオッカに上がった。ユタカにとって11度目の盾の美酒は、深く胸に染み渡る格別な味わいだった。