GI勝利 ーレース紹介ー
天皇賞・秋

日時 | 2007年10月28日 |
騎乗馬 | メイショウサムソン |
性齢 | 牡4 |
父馬 | オペラハウス |
母馬 | マイヴィヴィアン |
競馬場 | 東京 |
条件・距離 | 芝2000m |
馬場状態 | 稍重 |
レース紹介
「負けられない」。そんなユタカの想いが、ひしひしと伝わってくるレースだった。敬愛する先輩・石橋守騎手から手綱を引き継ぎ、メイショウサムソンと挑む初の実戦。ダービー馬の金看板を汚さぬよう、直前の3週に渡って調教に跨り、万全の態勢を整えて決戦に臨んだ。2分足らずの戦いは、完ぺきな形で遂行された。スタートを決め、難所の第2コーナーをスムーズに切り抜けると、逃げ馬を射程圏に入れる絶好位を確保。直線入り口で発生したアクシデントも、持ち前の洞察力を発揮して事前に回避し、何事もなかったかのように坂の上りで抜け出した。一度はカンパニーが詰め寄ってきたが、背後に気配を感じたコンビは、格の違いを見せつけるように突き放し、ゴールでは2馬身半差をつけるワンサイド勝ち。サムソンは春秋、ユタカは通算10度目の盾獲りに成功し、新最強コンビの門出に自ら花を添えた。