GI勝利 ーレース紹介ー
ジャパンC

日時 | 2006年11月26日 |
騎乗馬 | ディープインパクト |
性齢 | 牡4 |
父馬 | サンデーサイレンス |
母馬 | ウインドインハーヘア |
競馬場 | 東京 |
条件・距離 | 芝2400m |
馬場状態 | 良 |
レース紹介
世界の頂点を目指したフランスでの敗戦、そしてまさかの失格処分──凱旋レースとなるはずだった帰国初戦を、思わぬ逆風の中で迎えることになってしまったユタカとディープインパクト。そのジャパンCにはリベンジすべき世界の強豪もなく、自身の名誉回復を賭け、勝利の2文字を掴むことが至上命題となった。相手はわずか10頭。紛れは考え難い。ユタカは相棒を最後方に導き、L.デットーリが操るウィジャボードを前に見ながらじっくりレースを進める。進撃開始は残り700m過ぎから。いつものように大外を回って直線に突入すると、坂下で世界の天才に抜け出すスペースを与えず一本勝ち、返す刀で馬体を併せにきた後輩ダービー馬を斬り捨てる。残るはただ1頭。内から鋭伸したドリームパスポートが抵抗を試みる。しかし、それも難なく跳ね返して先頭に躍進。ユタカは右手でステッキを握りしめ、見えざる敵に雪辱の拳を突き上げながらゴールに飛び込んだ。