GI勝利 ーレース紹介ー
秋華賞

日時 | 2005年10月16日 |
騎乗馬 | エアメサイア |
性齢 | 牝3 |
父馬 | サンデーサイレンス |
母馬 | エアデジャヴー |
競馬場 | 京都 |
条件・距離 | 芝2000m |
馬場状態 | 良 |
レース紹介
春はどうしても敵わなかったラインクラフトを前哨戦で一蹴。ユタカは大きく成長を遂げてターフに帰ってきたエアメサイアから、最後の1冠に向け明確な手ごたえを得た。それでも、ライバルとの差は僅か。届くか否か──2強対決に沸いたレースは、1度のミスも許されない緊迫感の中で展開した。ユタカはエアメサイアと呼吸を合わせて中団に構え、軽快に飛ばすラインクラフトを射程圏にロック。3コーナーからライバルが動くとすかさず応戦し、直線の攻防はローズSの再現とも言うべきマッチレースに。逃げ込みを図るラインクラフト、追い詰めるエアメサイアの2頭が他馬を見る見る引き離していく。残り200m、100mと着実に差を詰めたエアメサイアは、最後の50mでラインクラフトに馬体を併せると、ユタカの叱咤に応えてもう一伸び。春に泣かされた「あと一歩」を今度は味方につけ、クビ差で2強対決にケリをつけた。1度のミスもなく、一瞬の機を逃さない……ユタカ会心の騎乗で、2005年秋のGIロードが幕を開けた。