GI勝利 ーレース紹介ー
天皇賞・春(GI)

日時 | 2016年05月01日 |
騎乗馬 | キタサンブラック |
性齢 | 牡4 |
父馬 | ブラックタイド |
母馬 | シュガーハート |
競馬場 | 京都 |
条件・距離 | 芝3200m |
馬場状態 |
レース紹介
かつてはイナリワン、スーパークリーク、メジロマックイーンで天皇賞・春を4連覇するなど「平成の盾男」と謳われていたユタカ。今回は2005年・ディープインパクトで勝利して以来となる11年ぶりの天皇賞・春の勝利となった。レースは最内枠の利点を活かし、好スタートからすぐさまハナを奪って出る。前半の1000mを1分1秒8というマイペースの競馬に持ち込み、軽快に先頭を進んでいくユタカとキタサンブラック。4コーナーから直線に入っても先頭を譲らず、懸命に馬場の内側からラストスパートに入った。残り200mの標識の辺りで、キタサンブラックを終始マークしていたカレンミロティックがここぞとスパートして馬体を並べ、一旦はキタサンブラックを交わしたかに思われた。しかし、ここからがキタサンブラックとユタカの根性の見せどころ。何と、再び内から差し返して、僅かに抜け出たところがゴールだった。写真判定の結果、ハナ差での勝利。ユタカ自身は前人未到の天皇賞・春7勝目。天皇賞通算12勝目というのだから「平成の盾男」健在と言っても過言ではない。レース後、夕暮れの淀にオーナー・北島三郎氏の唄声が響き渡った事は言うまでもない。