GI勝利 ーレース紹介ー
天皇賞・秋(GI)

日時 | 2017年10月29日 |
騎乗馬 | キタサンブラック |
性齢 | 牡5 |
父馬 | ブラックタイド |
母馬 | シュガーハート |
競馬場 | 東京 |
条件・距離 | 芝2000m |
馬場状態 |
レース紹介
台風22号の影響で大荒れの天候となった第156回天皇賞・秋。26年ぶりの不良馬場での開催ということで、いかに馬場の良いところに位置取りできるかという事が勝利への鍵となった。そんな中で、キタサンブラックはスタート前にゲートに突進して、まさかの出遅れ。通常ならば先行したかったところだが、後方からの競馬を余儀なくされた。目前には馬群の壁が立ちはだかり、ポジションを上げるのが困難かに思われたが、馬場の内から馬群の隙間を縫うようにユタカとキタサンブラックは瞬く間に上がっていき、3コーナーでは既に4、5番手の先行集団に位置付けしていた。そして、最後の直線に入ると、各馬が比較的馬場状態の良い外へ進路を取るところ、何とユタカは最内を選択。最内からスッと抜けて先頭に躍り出ると、今度はそこから走りやすい外へと持ち出してゴールへ一直線。サトノクラウンが懸命に詰め寄ってくるも、ユタカの渾身のムチに応えてキタサンブラックはさらに加速。最後はクビの上げ下げで雌雄を決する形となったが、キタサンブラックがクビ差ほど突き抜けて勝利を掴んだ。これでキタサンブラックとユタカのコンビで同一年での天皇賞・春秋連覇。ユタカ自身は春・秋合わせて天皇賞14勝目という金字塔を打ち立てた。