GI勝利 ーレース紹介ー
有馬記念(GI)

日時 | 2017年12月24日 |
騎乗馬 | キタサンブラック |
性齢 | 牡5 |
父馬 | ブラックタイド |
母馬 | シュガーハート |
競馬場 | 中山 |
条件・距離 | 芝2500m |
馬場状態 |
レース紹介
有馬記念ファン投票では12万4641票を獲得。2位以下に4万票近い差を付けてのトップ選出。馬券的な面でも単勝1.9倍という圧倒的支持を受けたキタサンブラック。2017年の有馬記念はレース前から大きな話題となり、競馬ファンのみならず、多くの日本国民が注目する中で戦いの火蓋は切って落とされた。レースは2番ゲートからポンと飛び出したキタサンブラックが自然の流れでハナを奪う形で幕開け。15頭を引き連れて1周目のスタンド前を通過していった。前半の1000mは61秒6という淡々とした流れ。2番手以下との距離を絶妙に保ちながらユタカとキタサンブラックの逃亡劇は続いていった。勝負所の3、4コーナーで各馬が一斉に前へ進出してくるもキタサンブラックの先頭は揺るぎがない。最後の直線でも他の馬は関係ないとばかりにゴール目指して突き進むキタサンブラックとユタカ。シュヴァルグラン、クイーンズリング、スワーヴリチャードといった有力馬達の壮絶な2着争いを尻目に、後続に影さえ踏ませず先頭でゴール板を駆け抜けた。レース後には10万人近い大観衆から「ユタカコール」が巻き起こり、改めてこの人馬の人気を実感した。見事に有終の美を飾ったキタサンブラックはこれでJRA・G1最多タイとなる7勝目。獲得賞金もテイエムオペラオーを抜いて歴代1位。ユタカ自身もオグリキャップ、ディープインパクトでの有馬記念制覇に続いて同レース3勝目。またまた国民的名馬の引退の花道を飾って送った。