DIARY日記・コラム
日記

騎手生活20年目の大きな節目を迎えました

新年明けましておめでとうございます。<BR><BR> 2005年は、21年ぶりに出現した無敗の3冠馬、ディープインパクトとともに競馬界全体が大いに盛り上がった1年でした。ボク自身も、年間を通して張り詰めた気持ちでいられたのは、あの馬がいたからこそだと感謝しています。もしボク以外の誰かが乗る馬だったら、と考えたら、ゾッとするものを感じてしまうではありませんか。<BR><BR> ダービーのとき、集合合図がかかったのに、チャカついてゲートに近づいてくれなかったときのドキドキ。これで落とされでもしたら、いったいどういうことになるんだろうと、心臓がバクバクしました。<BR><BR> 3冠がかかった菊花賞は、なにしろ単勝1.0倍という断然人気。絶対に負けてはいけないビッグレースというもののプレッシャーは、経験したことのない重さでした。表彰式で顔が青白かったという多くの方々の指摘は、ボク自身が自覚していました。<BR><BR> 有馬記念は皆さんご存じの通り、残念ながら負けてしまったのですが、直後のスタンドの空気は一生忘れられないでしょう。16万人の方が詰めかけていたそうですが、場内の空気は異様な沈黙で凍っていました。検量室でもみんな無言。見てはいけないものを見てしまった感覚だったのでしょうか。当事者であるボクが、想像もしていなかったあの空気に戸惑っていました。<BR><BR> 今年は、騎手としての20年目という大きな節目を迎えました。いい年にしたいのはもちろんですが、その前に、ディープインパクトが呼び込んでくれた競馬ブーム再燃の兆しを、そのままさらにいい方向に盛り上げていくことが大きな使命だと思っています。ジョッキーとしていい仕事をする、それが目標です。<BR><BR> 昨年は「1年間でG1を10勝」という大風呂敷を広げて、結果的にうまいこと達成できました。もちろんボクなりに計算も(たとえば、ディープインパクトで4、5勝はできるだろうとか)あってのことで、それなりに話題にもなりましたから、宣言した甲斐はあったのかなと思っています。しかし数字的な目標は立てないのが、本来のボクのスタイル。今年は、一人でも多くの方にライブで見たくなる熱い競馬をお届けしたい、とさせていただきます。<BR><BR> 変わらぬご声援を宜しくお願い申し上げます。

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