DIARY日記・コラム
日記

世知辛い世の中ですが、今日はいい日でした

先週の阪神ジュベナイルフィリーズのダンスファンタジアは2番人気を裏切ってしまう惨敗。ボク自身期待していたのですが、スローペースに折り合いを欠く最悪のパターンにはまってしまいました。パドックからそういう気配はあったので注意はしていたのですが、このあたりが2歳の競馬の難しいところです。

 今週は朝日杯FSに騎乗馬がいなかったので、阪神競馬に全力投球です。

 今朝のスタンドに落馬で左足を故障していた四位騎手の元気な姿がありました。まだ歩くのが少し辛そうですが、「馬に乗る分にはなんにも不自由を感じない。家から馬に乗って来たいぐらい」と、早くもエンジン全開の様子。ジョッキーは本当に打たれ強いんです。

 海外からは、日本でもおなじみのスボリッチ騎手の現役復帰のニュースが伝わってきました。彼は香港での落馬事故で頭を打ち、8月には引退のニュースが伝わってきていましたが、傷を癒して再度の精密検査を受けた結果、医師からついに許可が下りたのだそうです。これは本当にうれしいニュース。飛んで行っておめでとうを言いたいぐらいの気持ちになりました。

 そんなところへ、元騎手の北川和典さんが、お母さんや弟さんなどご家族を伴って騎手スタンドに姿を見せてくれました。彼は障害レースで不幸な落馬事故に遭い、そのままやむなく現役引退となってしまった人。ボクの1期先輩で、競馬学校時代には公私に渡ってお世話になったものです。今朝も懐かしく思い出話をさせてもらいましたが、昔のことはボク以上によく覚えていて感心させられました。それ以上にボクがうれしく思うのは、お母さんたちがこうやって訪ねてきてくれることです。競馬界にはいい思い出ばかりではなかったはずなのに、恨みごとを言われることもありません。亡くなった岡潤一郎騎手のお母さんもそうなんですが、いまでもボクら騎手のことを心の底から応援してくれている。できそうで、実はなかなかできないことなんじゃないかなと思うんです。

 なにかと世知辛い世の中ですが、今日はいい日でした。

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