日本馬が世界の頂点を狙える存在になっている

オルフェーヴルが、凱旋門賞の前哨戦フォア賞を見事1着で通過しました。日本時間の日曜日午後9時半過ぎという比較的見やすい時間帯だったので、ボクも競馬場の調整ルームで観戦していました。ハロン棒が置かれていないのが欧州の競馬で、道中はいかにもスローに感じられましたが、日本の競馬を見慣れた人にとっては「5ハロン通過が65秒の超スローペースです」といった具体的な実況がないので、モヤモヤしたものが残ったかもしれません。実際、あのペースは65秒よりもっと遅かったように思いますが、それは乗っていてこそわかるもので、画面で見て言い切れるものではありません。
究極の上がり勝負で、おそらく上位馬は最後の3ハロンを32秒ソコソコで駆けているはずです。それを制したのですから、オルフェーヴルの能力が世界のトップレベルにあるということが証明できました。ただ、ひとつだけドッキリしたのは、ペースメーカーをつとめたアヴェンティーノが、あまりにもあからさまにオルフェーヴルの内側に進路を譲ったことでした。ペースメーカー、イコール味方ですが、進路を譲ることまで容認されているわけではありません。もしかしたらペナルティーが下されるのでは?と、ひとりドキドキしてしまったほどです。
とはいえ、小さくないハードルをひとつクリアして、凱旋門賞制覇への期待が高まったのは確かな事実です。本番は今回のような5頭立てというわけにはいかないでしょうから、枠順や展開という運の要素にも恵まれなければいけないでしょう。しかし、日本馬が世界の頂点を狙える存在になっているというこの現実だけでも、非常にうれしいことだと思います。頑張れ、オルフェーヴル!
感心しているばかりではいられません。オルフェーヴルの奮戦に大きな勇気をもらったボクは、トレイルブレイザーでブリーダーズカップ・ターフ(11月3日、米国サンタアニタ競馬場)に挑戦する楽しみをもらっています。そちらにも注目をお願いします。
その前に今週は国内の競馬。まだ暑い阪神ですが、ビッグレースにつながりそうな、将来のある馬たちの走りを是非ライヴで見にきてください。


